住民票謄本とは
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■住民票謄本とは
住民票謄本というのは正確ではない。
「住民票の写し」というのがより正確であろう。
ただ、多くの役所では、わかりやすいように取得申込用紙に、「住民票謄本」とか「抄本」と書いている。
この2つの違いは、世帯全員分が記載されているか、一人分だけかの違いである。
ここで注意したいのが、住民票謄本(抄本)と間違いやすい、「記載事項証明書」と区別することだ。
この記載事項証明書は、請求人から記載してほしい旨の求めがあった事項だけを記載し、証明するものだ。
住民票謄本を請求する際、取得申込の用紙には、この記載事項証明書の欄もあるので、間違えないようにしたい。

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■住民票謄本の記載事項
住民基本台帳法7条の規定により、
氏名・生年月日・性別・続柄・戸籍の表示・住民となった年月日・住所・住所を定めた年月日・届出日・従前の住所。
これらが住民票謄本には記載される。
また、これらの基本事項の他、選挙人名簿に登録された旨・国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険・国民年金の資格の有無・住民票コード(ある場合)
これらも住民票謄本には記載されることと規定されている。

■住民票謄本の交付請求について
住基法12条いわく、
住民票謄本の交付請求は、自分・自分と同一世帯に属する者ができる。
また、国や地方公共団体の機関も、その行う事務の目的のために取得できる。
その他、特別な事情がある場合は、本人等以外の者でも住民票謄本は取得てきることとなっている。
例えば行方不明になった債務者の住民票謄本は、債権者が取得できるとされている。

交付請求の際は、
・請求者の氏名(自署・押印)・住所
・請求にかかる住民の氏名
・請求の理由(※ただし、本人からの請求の場合は不要)
そして、印鑑と顔写真付きの身分証明を持っていった方がいい。
住民票謄本の請求の用紙は役所に用意してあるし、各役所によってはネット上でダウンロードできるところもある。

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■住民票謄本(住民票の写し)の見本

世帯主

青森 ねぶた男

住所

青森県青森市法律町一丁目1232

氏名

青森ねぶた

生年月日

性別

続柄

住民となった日

平成2111

世帯主

平成2111

本籍

青森県青森市自由町一丁目111

筆頭者

青森ねぶた男

前住所

青森県青森市自由町一丁目1113

異動年月日

届出年月日

平成2377日 転居

平成23714

備考

住民コード

省略

氏名

青森りんご

生年月日

性別

続柄

住民となった日

平成2222

平成23714

本籍

青森県青森市自由町一丁目111

筆頭者

青森ねぶた男

前住所

青森県八戸市正義町二丁目2222

異動年月日

届出年月日

平成2377日 転入

平成23714

備考

住民コード

省略

氏名

青森さくらんぼ

生年月日

性別

続柄

住民となった日

平成2499

平成2499

本籍

青森県青森市自由町一丁目111

筆頭者

青森ねぶた男

前住所

異動年月日

届出年月日

平成2499日 出生

備考

住民コード

省略


※以下に、「住民票の写し(住民票謄本)」である旨の証明する一文と日付、市区町村長の記名・職員の押印が入る。


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